亡き母の手仕事。 - 2013.06.20 Thu
今朝の散歩は、雨の合間に出発。
帰り着いたとたんに降りだして、ラッキー♪
公園には、大好きなねじ花が咲き始めました。

キレイなピンクのシロツメ草もみつけたよ。

今日はひんやり涼しく、しとしと雨が降っています。
日照りが続いて、くるみ家地方の農業用水ダムが干上がり、
田んぼにひび割れが入っていたので心配していたのですが、
昨日の大雨ときょうの降り続く雨で、田んぼも危機を脱するかな。
梅雨には、雨がふらなければいけませんね!
カエルさんと一緒に、恵みの雨に感謝です。
昨日は、実家より持ち帰った宿題をしていました。
父の夏物のズボンがかなり傷んでいたので、新しいものを購入し、
すそ上げをしました。
持ち帰った古ズボンの丈に合わせて、すそ上げテープでペタ!
でも、これでは洗濯しているうちに、のりが取れてしまうかも。。
それで、糸で簡単にまつっておきました。

かなり、雑な仕上げになってしまったけれど、見えないところだし^^;
っと、自分を納得させて片付けをすませました。
さて、古ズボンを捨てようとして、何気なくすそを裏返してみると、
今は亡き母の針仕事のあとが目に入りました。
すそあげテープは使わず、端ミシンを直線にかけて、その縫い目の
内側をすくって、まつってあります。
これなら、ほつれる心配もなさそう。
そして縫い目を見ると、私がいつもやる流し祭り縫いではなく、
見た目もきれいで手の込んだ、千鳥がけという縫い方がしてあります。
縫い目が右から左に進んでいく、祭り縫いと違って、逆方向に
Xの字を描くように縫い付けてゆくのです。

まあ、しっかりはするだろうけれど、なんとまあまめなこと。。。
っと、思いながら、生地をかかと側までまわしてみて、さらにびっくり。
擦り切れやすいかかとが友布で補強してありました。

これは、いったい?
表布に響かず裏布をつける手順をまじまじと観察して、
その、緻密な作業に感心しました。
同時に、千鳥がけも途中から別の縫い方に変わっていて、それも両足とも
そうしてあり、なにか理由があってそうしたのか、途中で疲れて
縫い方を変えたのか、とか、いろいろと想像しながら見ました。

このズボンを、買って送ったのは私で、この時期といえば
母の病気が進んで、一日のほとんどを自宅のベッドで過ごしていたころ。
母が外出が難しくなってきたので、私が買って送ったものの、
届いたズボンが父には長すぎたので、母がすそを上げたのでしょう。
つらい体でミシンを踏み、ベッドに腰掛けて背中を丸めて針を使う
母の姿が、目の前に浮かびました。
それも、簡単にすませずに、こんなに丁寧な仕事をして。
私が送ったズボンを、父に大切にはかせようとしてくれたんですね。

母は、とても心の強い人でした。
自分にも厳しく、人にも厳しい人で、几帳面で妥協を許さない。
そんな母を疎ましく思っていた私。
父は、最期まで母にやさしかったけれど、私は限界を感じていました。
それは、母にもわかっていたと思います。
さびしかったことでしょう。。。
うまく書けないけれど、母と娘って本当に複雑。
大好きだったとき、大嫌いだったとき、尊敬したり疎んだり。

でも、この母の手仕事を見て、体の痛みをこらえながら
懸命に針を動かすその姿が浮かんだとき、
母に対して、とても強い感情が湧き出てどうしようもありませんでした。
後悔。。に近いかも。
この古ズボンは、大切に取っておこうと思いました。
お母さん、ごめんね。ありがとう。

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公園には、大好きなねじ花が咲き始めました。

キレイなピンクのシロツメ草もみつけたよ。

今日はひんやり涼しく、しとしと雨が降っています。
日照りが続いて、くるみ家地方の農業用水ダムが干上がり、
田んぼにひび割れが入っていたので心配していたのですが、
昨日の大雨ときょうの降り続く雨で、田んぼも危機を脱するかな。
梅雨には、雨がふらなければいけませんね!
カエルさんと一緒に、恵みの雨に感謝です。
昨日は、実家より持ち帰った宿題をしていました。
父の夏物のズボンがかなり傷んでいたので、新しいものを購入し、
すそ上げをしました。
持ち帰った古ズボンの丈に合わせて、すそ上げテープでペタ!
でも、これでは洗濯しているうちに、のりが取れてしまうかも。。
それで、糸で簡単にまつっておきました。

かなり、雑な仕上げになってしまったけれど、見えないところだし^^;
っと、自分を納得させて片付けをすませました。
さて、古ズボンを捨てようとして、何気なくすそを裏返してみると、
今は亡き母の針仕事のあとが目に入りました。
すそあげテープは使わず、端ミシンを直線にかけて、その縫い目の
内側をすくって、まつってあります。
これなら、ほつれる心配もなさそう。
そして縫い目を見ると、私がいつもやる流し祭り縫いではなく、
見た目もきれいで手の込んだ、千鳥がけという縫い方がしてあります。
縫い目が右から左に進んでいく、祭り縫いと違って、逆方向に
Xの字を描くように縫い付けてゆくのです。

まあ、しっかりはするだろうけれど、なんとまあまめなこと。。。
っと、思いながら、生地をかかと側までまわしてみて、さらにびっくり。
擦り切れやすいかかとが友布で補強してありました。

これは、いったい?
表布に響かず裏布をつける手順をまじまじと観察して、
その、緻密な作業に感心しました。
同時に、千鳥がけも途中から別の縫い方に変わっていて、それも両足とも
そうしてあり、なにか理由があってそうしたのか、途中で疲れて
縫い方を変えたのか、とか、いろいろと想像しながら見ました。

このズボンを、買って送ったのは私で、この時期といえば
母の病気が進んで、一日のほとんどを自宅のベッドで過ごしていたころ。
母が外出が難しくなってきたので、私が買って送ったものの、
届いたズボンが父には長すぎたので、母がすそを上げたのでしょう。
つらい体でミシンを踏み、ベッドに腰掛けて背中を丸めて針を使う
母の姿が、目の前に浮かびました。
それも、簡単にすませずに、こんなに丁寧な仕事をして。
私が送ったズボンを、父に大切にはかせようとしてくれたんですね。

母は、とても心の強い人でした。
自分にも厳しく、人にも厳しい人で、几帳面で妥協を許さない。
そんな母を疎ましく思っていた私。
父は、最期まで母にやさしかったけれど、私は限界を感じていました。
それは、母にもわかっていたと思います。
さびしかったことでしょう。。。
うまく書けないけれど、母と娘って本当に複雑。
大好きだったとき、大嫌いだったとき、尊敬したり疎んだり。

でも、この母の手仕事を見て、体の痛みをこらえながら
懸命に針を動かすその姿が浮かんだとき、
母に対して、とても強い感情が湧き出てどうしようもありませんでした。
後悔。。に近いかも。
この古ズボンは、大切に取っておこうと思いました。
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