キュルちゃんのこと。 - 2011.07.17 Sun
キュルちゃんは、5年前の春に我が家にやって来ました。
ふつう、手乗りと言えば挿し餌の必要な雛のころに来ることが多いですが、
キュルちゃんは、ペットショップで雛より成長した若鳥として売られていました。
ほっぺの茶色は、飲んでいるお薬がついちゃったの。ごめんね。
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最初は手乗りとして、お店で育てられたキュルちゃんですが、
自分でたべられるようになってからは、
他の鳥と一緒に20羽ほど同居していましたので、少し人を怖がるようになっていました。
そんなわけで、
もう、手のりになる時期としては少々遅かったので、無理だろうと思いました。
だけど、お店のケージの中で新聞紙を咥えて遊ぶ姿があまりに可愛くて
触らせてもらったら、もう、手放せなくなってうちの子になったのでした。
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家に来てすぐは、ジッとして一日中暗~い目で私たちを気味悪そうに見ていました。
話しかけても、知らんふりです。
そんな日が一週間ほど経ったころ、キュルちゃんはお腹を壊しました。
私は、心配になって、小鳥を扱うペットショップにキュルちゃんを連れて行き、
キュルちゃんに合うお薬を相談しましたら、ベテランの店長さんは
丁寧にキュルちゃんを触ってみてくれて、こんなに太って元気なら
大丈夫と言って、保温のことや、小鳥の診察が上手なK獣医さんのことを
教えてくれました。
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ショップから帰ってリビングに鳥かごを置いて、すぐに買ってきた
薬を飲ませようと立ち上がると、これまで、人形のように無表情で
ジッとしていたキュルちゃんが、突然、大きな声を張り上げて、
飛んで寄ってきました。
声を聞いたのもこの時が、初めてでした!
まるで、行かないで!!って言っているようで、
そっと鳥かごに手を入れてみたところ、待っていたように私の手に
乗って来ました。もう、感激でした。
この時から、キュルちゃんは、私に心を開いてくれたのだと思います。
それから、私の手で疲れていたのか眠り始め、私は、キュルちゃんが目をさますまで
動きませんでした。っていうか、うれしくて動けなかったんですね。
忘れられない思い出です。
以前にもこのブログで書いたように、キュルちゃんは昨年の夏に
病気をし、信頼するK獣医さんのおかげで治りました。
でも、5月にもまた病気をして、良くはなったものの、
その後、口の横にデキモノができたり、お腹を壊したり、
足も少し悪いようだし、
と、安心はできない日が続いています。
K獣医さんのおかげでデキモノも消えて、元気でみんなを
癒してくれていますが、少しでも静かだと、気になります。
体のトラブルが最近急に増えたキュルちゃんは、もともと
腎臓が悪いようなんです。
それが、あちらこちらに悪さをしているのかもしれませんが、
なんとか、この夏を元気に乗り切ってくれれば。。。と
願っています。
薬のお世話になることの多い近頃ですが、体をつかんで、
無理に薬を飲ませたりしても、いつも、ゆるぎない信頼を
よせていっぱいいっぱいの愛情を私にくれます。
私が、クーをかわいがろうものなら、鳥かごの中で大騒ぎします。
甘えん坊で、やきもち焼きで、とってもやさしいキュルちゃん。
キュルちゃんの賢さや可愛さはとても書ききれないほどです。
ずっと、元気で私たちのそばにいてほしいと思います。
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● COMMENT ●
コロリ達の母さんへ
小鳥のちいさな頭でも、人に引けをとらないほどの
豊かな感情や、知恵がつまっていて、それが
ちゃんと私たちに伝わってくるなんて、感動モノです。
本当に、動物は心がキレイで、一度信じた相手には
とことんなんですよね。
とても教えられることがたくさんあります。
やさしいおっさんさまもきっと母さまと同じご意見だと
思いますよ^^。
知らないおウチに来て はじめは 緊張し用心していたのかも知れませんが
ママミントさんの愛情がちゃんと伝わり 心を開いてくれたんですね。
初めて 手に乗ってくれたときの感動、喜びが
わたしにも伝わってきて 胸が熱くなりました。
キュルちゃんが 元気に夏を乗り越え
いつまでも ママミントさんご一家の大切な家族として
幸せな毎日を送ってくれるよう 心から祈っています!
動物ってもの言えない分、彼らの‘信頼’や‘人に対する愛情’をしぐさで思いっきり示してくれますよね。
それはワンコであっても小鳥であっても変わりはないですよね。
キュルちゃんはクーちゃんにやきもち焼くんですね。ママミントさんをきっと独り占めしたいのでしょうね。
日本の夏の暑さを無事に乗り越えてくれる事を願っています。

めぐままさんへ
あるとは、驚きでした。
一度心を許したら、もう何があってもLOVEひとすじで
愛情豊かなものです。クーより濃厚です(笑)
ありがたいなあと思います。
ありがとうございます!
ずっと大事にして、一日も長く一緒にいられるように
がんばります。
ブルーベリーさんへ
もう、愛で生きてるっていうくらい。
もっと愛の濃いコなんて、ヤキモチやいて
自分の毛を毟ったりするそうです。
だから、好きだってこちらからも伝えてあげないと
ダメなんです。
でも、これで配偶者を入れてあげると、飼い主は
ただの世話人に格下げになることが多いらしいです(笑)
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ゾクッとしちゃいました(笑)
あるんですよね。
こういう瞬間が
無償の愛っていうけれど
動物は絶対に裏切らないから
人間も見習わないといけないかも
っていつもオッサンに言うてます(笑)